こんにちは!店長・小澤です♪♪
先日、閉店後一本の電話が鳴り・・・
いつも来てくださるMさんのお嬢さんに緊急事態発生!!
どうやら、ブローした髪の毛の根元にブラシが絡まり、外れなくなってしまったみたいです・・・
数分後・・・
Mさんが連れて来られたお嬢さんのお髪にはロールブラシ(筒型ブラシ)がぶら下がっていましたΣ(゚д゚lll)
Mさん 『ごめんなさ~い!もぅ〜絡み始めた時に見せてくれればいいのに~・・・自分で何とかしようと思ったらしくてー。少し私が切ったけど、これ以上切るとそこだけ坊主になっちゃいそうで・・・』
私 「切らなくても、何とか解きましょう!!」
濡れていて解きにくかったので、一度乾かして・・・
コームの柄を差し込むと少しずつ・・・根元からブラシが離れてきました。
が、・・・根元の絡みの一番スゴイ所が縦・横・ナナメに絡み付いて突破口が掴めません・・・
しばらく格闘しましたが、どうにもならず・・・
とうとう苦渋の決断・・・
「ごめんなさい・・・やっぱり、なるべく長さを残すので切ってしまってもいいですか・・・?」
『うん!いい、いい!!切っちゃってください!』
スキバサミ✂︎で慎重に・・・慎重に・・・ハサミを開閉し・・・何とかブラシが離脱・・・ε-(´∀`; )
(その後ブラシに残った髪の毛を取り除くのも時間が掛かり・・・すごい絡み具合でした・・・)
切っている間、お嬢さんの目は堪えた涙で赤くなっていて・・・ブラシが外れた瞬間、その涙が溢れ出し・・・しばらく嗚咽・゜・(ノД`)・゜・。
「大切な髪の毛切っちゃって、ごめんね・・・でも出来るだけ長さは残したから・・・」
(ごめん・・・おじさんの力不足で・・・短くなって悲しいよね・・・ごめん・・・>_<)
私はしばらくの間、その子にティッシュを渡す事しか出来ませんでした・・・
『ほら、ちゃんと自分で御礼を言いなさい!』
お嬢さん 『あ・・・ありが・・・とう・・・ござ・・・ござ・・・いまし・・た・・・』
お母さんに促され、涙ながらに御礼を言ってくれたお嬢さん・・・
「ごめんね」・・・と言うばかりだと、お嬢さんが余計に切なくなると思い、
かろうじて、まだ表面になる部分の長さが残っていたので、
「上からピンとかで抑えればわからないよ♪ だからもう泣かない、泣かない( T_T)\(^-^ )♪」
となんとか励ましましたが、お二人が帰られた後もこの《やるせない気持ち》は残ったままでした。
翌日・・・
『昨日は遅くにごめんなさ~い!』とお二人で御来店!!(◎_◎;)
『自分で御礼を言いなさい^^』
『昨日はありがとうございました・・・^^』
昨晩の涙からすっかり【ハニカミ笑顔(#^.^#)】に変わり、カットしたところは《小さなバレッタ》で留めてありました!!
「うん、コレならわからないよね~!良かった~!!(≧∇≦)」
そして・・・なんと、ご丁寧に御礼までいただいちゃいました
中にはお嬢さんが選んだという、こんなカワイイ”白雪姫”のメッセージカードが入っていました↓
新宿美容室のみなさんへ
きのうは本当にありがとうございました。
とても感謝しています。
かみの毛が短くならないでよかったです。
また来ます。
↑このメッセージカードは・・・私達の宝物に決定~
何が嬉しいって・・・お嬢さんが笑顔でまた来店して下さった事・・・。
後から聞いたお母さんのお話だと、
『昨日の涙は、そこだけ坊主になってしまうと思っていたから、ホッとして出た涙だったと思います!( ´ ▽ ` )ノ』・・・とのこと。
良かった~♪すごく落ち込んでいるんじゃないかと心配でした・・・自分も娘がいるので、なんかせつなくて・・・(>_<)
でも、彼女にはどうかこれに懲りず、髪をいじる事を止めないで欲しいです!!
だって・・・お母さんの話だとお嬢さんは将来、どうやら私達と同じ【美容師さん】になりたいみたい・・・
だったら、自分の髪で今回経験した事が、もし将来美容師さんになった時とても役立つ日がきっと来ると思う・・・
それは美容師に限らず、【人の気持ちになれる】・・・貴重な体験。
将来同じような経験をした方に、『いやー、私も昔髪の毛でこんな事があったんですよ~!!』っていつか笑って話せるかもしれない。
その時を思い出し、一緒に笑い合えたら良いね!!
だから、これから髪の毛を頑張って伸ばして行こう♪
そうそう、ロールブラシの正しい使い方も教えてあげなきゃね(^_−)−☆
Mさんのお嬢さん、またお待ちしてま~す♪
西尾張部店 ☎︎ 026(241)6010
【定休日 】月曜日・第3火曜日
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